Brett AndersonのCoal Black Mornings 翻訳ブログ

Brett Andersonの自伝翻訳ブログです!

CBM その11

 僕の父がとり憑かれていたのはリストで、姉は「ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち」だった。ペーパーバックの本を何度も読むので表紙がボロボロになったので、レースとデニムの切れ端と、彼女流に作られた水彩のヘーゼルとフィバーとその他をあてがった。彼女は僕に物語を知って欲しくて、彼女が話を声に出して読むのを一時間聞いたら、実際に2ペンス払った。その習慣は後にトールキンやサトクリフのような他の作家にも注ぎ込まれることになった。けれども、僕にはいかにも可愛らしい小さな子供向けの本を読んでもらったおぼえもなく、それは僕の最も早い記憶の中では、母が読んでくれたベオウルフだった。ブランディーヌの僕への影響は大変に大きかった。彼女が僕に文学の手ほどきをし、教育を受けたいと奮起させ、後に60年代・70年代のポップミュージックを演奏してくれた。それは僕の中で育ち膨らみ、僕の音楽の個性の第二鎖を形作るのだった。