Brett AndersonのCoal Black Mornings 翻訳ブログ

Brett Andersonの自伝翻訳ブログです!

CBM その23

ブレ様自伝翻訳行きます! 一気呵成に訳してるんで文体の統一できてないのですが、それをご了承の上お読み下さい。原典読まれた方で、明らかな誤訳がありましたら、ご指摘お願いします。

 

 帰宅すれば、僕たちの生活はだらだらと続いた。ゴミ捨て場の裏側で、地元の子供達は、もっと早くの、おそらくは戦前のものと思われるゴミを見つけ、「宝探し」の狂熱は生まれたのだった。コテと鍬で武装して荒地をうろつき、古いビンとツボと古めかしい不思議な模様と古臭いブランドの名前を施された暗い色のガラス製品をどっさり積んで帰った。燻製ニシンのペーストのビン、小さなビー玉を入れた「戯事」のビン、「有毒」と恐ろしく浮模様で警告された小さなガラス瓶さえあった。その中でも選りすぐりのものは地元のアンティークショップに渡り、2・3ペンスの金になり、一週間かそれ以上後に、キラキラ輝き綺麗にされ恐ろしく値上げされているのをちらりと見ることができるだけだった。

 住宅地の背後に森と荒地はあり、僕たち全ての子供の無法の遊び場の様相を呈していた。規則正しいコンクリートを一歩飛び出せば、ウィールド粘土の上の、群れる10代の無法の帝国に足をふ意味入れることになるのだった。空気銃を持った一味と小さな暴力の、「蝿の王」のような無秩序。地元の大人達が足を踏み入れて邪魔をすることなど滅多にない、自分達で支配している世界だった。そこには野営地を作る子供の小さな集団があった。基本的に小さな領地で、誰かが古いマットレスとなんとなく家にいる気分になるありふれたゴミをいくつか引きずってきていて、そこらへんに僕らは座り、ファミリーサイズのボトルからレモネードを飲み、トランプをして、サッカーについてお喋りした。避け難いことだが、ライバル集団がそれを見つけたら、キャンプは破壊されることになるのだった。マットレスには小便をかけられ、「家具」は粉々にされた。一年、年長の少年たちがウサギの巣のような、「寝室」と波打つ鉄の屋根と蝋燭で飾られた壁のある秘密基地を丹念に作り上げた。それは一夏持ち堪え、余りにも早く最終的に雨と芸術破壊に屈するまでは、数々の噂話の背景になったのだった。