Brett AndersonのCoal Black Mornings 翻訳ブログ

Brett Andersonの自伝翻訳ブログです!

CBM その14

ブレ様自伝翻訳行きます! TOEIC800レベルの正規教育受けてないど素人が訳したことをご了承の上でお読みください。原典読まれた方で、明らかにおかしい箇所があればご指摘お願いします。

 

 家事を取り仕切る傍ら、僕らの服の殆どを母が作っていた。母が本を読んだり絵を描いたり火を熾していない時よく見られたのは、マスタード色のカーペットに膝をついて縫製用の鋏を手に持ち、刺繡の模様の上に背を丸くしている姿だった。それは蜘蛛の巣のように繊細な薄い紙でできた仕立て屋の青写真で、ドレスとズボンとシャツを縫い上げて作るために布を切る時に使うものだった。姉があの自意識過剰な十代に手が届いた時、彼女は母に、偽ブランドのラベルを2・3文字縫ってくれと主張した。そうすれば、リーバイスやリー・クーパーズを着ている他の子とあまり違わないように感じられたからだ。僕が一回だけ服を買ってもらった記憶は、八歳の頃に渋々冬用の新しいコートを買う時だけだった。最初は郊外の小さなみずぼらしい農場の男の子の子供のパーティーで着た。他の子の喧嘩に巻き込まれ泥だらけになり、泥をまき散らす塊となって家に帰った。母はかつてないほどに怒りで嘆き、荒れ狂った。大声で叫び出し、恐ろしく怒り狂い、僕の剥き出しの足をひどく叩いたのだった。これは、特に重大な違反のために母が残しているものだった。普段は厳粛な統制の元に管理されているが、この一回は余りに怒り狂ったせいだったと思われた。きっと、家庭の貧弱な財布の紐を握るという、誤りの許されない、割に合わない、疲れさせる仕事いうのが、ぷつりと切れる瞬間をもたらしてしまったのだろう。そして、ついにフラストレーションが溢れた時、自分を保てなかったのだ。

 

お母様は大変でしたね。それを分かるブレ様もすごい!