Brett AndersonのCoal Black Mornings 翻訳ブログ

Brett Andersonの自伝翻訳ブログです!

CBM その79

ブレ様自伝翻訳行きます! 何となくで読んで何となくで訳している雰囲気翻訳だということをご了承いただける方のみご覧ください! 原典読まれた方で明らかに違う箇所ありましたらご指摘お願いします。誤字脱字のご指摘もお願いします。

 

 次のギグはアルタード・イメージズのクレア・グローガンがトリを務めるギグの前座だった。その機会がが僕らには魅惑的に写るほど、それはグラグラする成功の梯子に乗った僕らの低い地位の表れだった。僕らはどういうわけか焦ったい成功の指先から遠く離れているようで、無名だろうが身代わりだろうが関係なかった。皮肉なことに、僕らがかつて最終的に辿り着いた場所は、多くの人の印象に、洗練された都会のエリートの閉じられた世界の一員であると残ったことだ。クールでコネを持ったロンドン子で、偉人と善人と親交を持った、成功を生得権と見做している。これほど真実から遠く離れたものはない。僕らはこわごわブル・アンド・ゲートのステージに登り、極小数のいかれたアルタード・イメージズのファンの前で演奏し感嘆させられなかった。真実は僕らがそうだから、僕らみんなメディアとその黒幕からすっかり締め出されていると感じていたことだ。僕らは菓子屋の窓に顔を押し付けた汚い頬の悪ガキのようだった。見込みのない、コネもない、頼りのない。特権を眼前にしてきたジャスティーンを除いて、残りの僕らは成功というのは他の人に起こることだと考えながら成長してきた。僕らの誰もメディアの秘匿と金の遊び場の中枢を貫く人間を知らなかった。僕らの親はタクシードライバーで工場労働者で非熟練工で、セレブやジャーナリストやA&Rに出合いそうなのは、彼らがタクシーに乗って帰宅する時だった。成功している時でさえ、バンドはいつもなんだか余所者だと、僕にそんな感覚を与えたのはこの隔たりだった。年月が過ぎて、ブリッツ・アワードに登場した時、楽屋はシェールとピーター・ガブリエルのようなふんぞり返り自惚れたセレブでいっぱいで、僕らがただ喫煙し、すっかり時代遅れの化粧の女の子と話している間、彼らはばかげた衣装に身を包み気取って話していた。僕はずっと正直に異端者でいる感覚を大事にしてきた。健全な軽蔑。いつでも信じてきたのは、非力な人間からの声は誠実であり、アーティストとしてすっかり受け入れられるやすぐに去勢されたエリートに一員になってしまうことだ。