Brett AndersonのCoal Black Mornings 翻訳ブログ

Brett Andersonの自伝翻訳ブログです!

CBM その32

ブレ様自伝翻訳行きます! 相変わらずの直訳でグダグダ文体ですが、それをご了承いただける方のみご覧ください。原典読まれた方で、明らかに違う箇所ありましたらご指摘お願いします。誤字脱字のご指摘もお願いします。

 

 傲慢なだけでなく、時代遅れの歴史主義で、僕の父は真に卑猥な閃きを発していた。汚らわしい、淫らな冗談を言い、延々と恥ずかしくなる言葉を言い続け、しばしば人前で嘲り、残酷に振る舞った。もっと優しい最後には、挑発的な、「火を熾す時は暖炉の前を見るな」的な男根主義のステプトー(体外受精を成功させた医者)主義者になり、終いには露骨で下品で卑猥で、不快な結論に達するのだった。これは、僕が成長し厭な10代になると、より居心地が悪いものになった。でも、僕が覚えているのは、それはとても小さい頃から起こっていて、彼は明白にどんな種類のフィルターも子供に使わなかった。それはどん底の仕事の中、非熟練工の仲間たちと肩擦り合わせてきた長年の遺産で、そこで彼は遊び場と食堂と台所、そこに相応しく同化するために、おそらくは彼の体が華奢だということから身を守るために、彩り豊かな言葉を選んだのだった。僕の祖父の凶暴な泥酔しての怒りは、父に肉体の平和を守る教条を残した。醜悪な遺伝の鎖を断ち切ろうとする崇高な試みで、僕はそれに永遠に感謝するのだった。けれど、彼が情け容赦なく使っていた言葉は違った種類の凶器として彼の身を固めた。恥知らずの、時として冷酷な言葉遣いは僕の初期の多くの曲調に満ちているに違いない。似たような猥雑な言葉を、罵倒語と性的な心象を髣髴とさせ、意識してそうなるように欲しながら創作した。ストリートの言葉を巧みに使う、真のショッキングな力を楽しみながら。トイレの落書きとフェルトペンで走り書きされたパーテーションの、ギルバートとジョージ(イギリスの芸術家)的な世界だった。「マイ・インセイシャブル・ワン」「トゥー・ザ・バーズ」「シーズ・ノット・デッド」の詩にも、「パントマイム・ホース」のような陰鬱な気配の何かにも、聞き取れるだろう。それはきっと挑発的であろうとした僕の一部分だろうけれど、美辞麗句ではない、本当の言葉を使いたいという僕を構成する欲求でもあっただろう。そして、偶然にも父の粗いテムズ川辺りの口調から僕が受け継いだのだろう。

 

 Esutuary-ismって言葉、いくら探してもそれっぽい言葉が出てこなかったので、直訳しました。河口のismってなんやねん。

Estuary-ismが分からないと書いたら、estuaryはテムズ川の河口周辺のことで、その辺りの言葉遣いをブレ様がお父様から受け継いだんじゃないのか、とご指摘いただいたので、修正しました。ご指摘ありがとうございます!